"It's NOT a small world!!" 18からのバックパッカー

18からのバックパッカー 海外旅行紀

チャンパー王国とミーソン遺跡

こんにちは!今日は午後5時半のオープンバスに乗ってホーチミンまでのバス移動が続くので早めの更新です。前回6時半のバスって言ってましたけど、あれ間違いでした。

ミーソン遺跡へのツアーは、ミーソン遺跡でサンセットかサンライズを見るツアーが人気っぽい。まあそもそもミーソン遺跡自体そんなに人気の観光地ではないっぽいけど。自分は時間の都合で日の出を見る方を選びました。朝4時半に集合でそこから1時間くらいかけて遺跡までバス移動やった。なんか5、60人乗れそうな大型バスが手配されちょったがやけど、まさかのツアー参加者5人やった。値段は入場料も含めると45万ドン(約2200円)。

あんまりツアーばっかに頼るのも良くないかなーって思いよったけど、今回はほんとにツアーでよかった!って思えた。その理由は英語ガイドの存在。正直このガイドの人がおらんかったら何もなく終わっちょった気がする。もちろん自分は英語を聞くのも話すのもほとんど出来んがやけど、こういうツアーの英語ガイドの人が喋る英語はめっちゃ分かりやすい。ジェスチャーを交えながら、ゆっくりとハキハキした英語を喋ってくれるので、話の半分くらいは理解できます。やっぱり海外旅行しながら英語の勉強したい人は、こういう遺跡なんかの英語ガイド付きツアーに参加するのがいいと思う。それに、1人で来ても絶対に気づかないような遺跡の詳細が聞けて面白い。

というわけでこっからは全部その英語ガイドさんからの受けおりです。まあ間違って聞き取っちゃってる内容もあると思うんで悪しからず。

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ミーソン遺跡は古代チャンパー王国の聖域。それもヒンドゥー教の聖域です。だから今までの仏教寺院とは一味違うかった。

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まずは建物のレンガの説明から受けました。上の方のちょっと黒みがかったレンガが、チャンパー王国で約800年ほど前に作られたものです。逆に下の方のオレンジのキレイなレンガは20年ほど前に作られたもの。

下の方のレンガは修復のために作られたって言いよったような気がする。チャンパー王国の技術を表しちゅうのは、レンガとレンガの間の隙間が全くないとこらしい。たしかに何か頑丈そうな感じがする。

遺跡には2種類の建物があって、1つは"Tower"もう1つは"Temple"らしい。この2つには明確な違いがあって、前者は王様が生活したりできる場所で、後者は儀式を行う場所、っていう風に役割が全然違います。だから前者には窓が作られちゅうけど、後者には窓が1つもないです。

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"Temple"の内の1つの中に入ってみました。中はほんとに真っ暗。中には祭壇があったんやけど、暗くて写真に写らんかったき、外にある似たような祭壇を後で載せます。

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中から入り口の方を見ると、対角にまた建物が見えました。手前側に見えるのは天国への門らしい。その奥にあるのがシヴァ神を祀る建物?的な感じの説明やった気がする。これらの建物は方角もちゃんと計算して作られちょって、東西方向に並んでます。太陽光が入り口から中に入って明るい時と暗い時がある。

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中にあった祭壇はこれに似たもの。この上から水を注ぐらしい。王と女王がこの祭壇を挟むように立って、水を注ぐと、手前の出っ張った部分から水が流れます。ちなみにこの出っ張りの部分は必ず北を向いているそうです。なぜなら北は風水的な意味で良い方角やから。その理由はインドから来てて、インドの川の水源が北にあるから、みたいなこと言いよった気がするけど自信はない。

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これはシヴァ神の像で、男性であり女性でもあるそうです。なんかヒンドゥー教にもいろんな説があって、この遺跡の中でもシヴァは男性やったり女性やったりしました。頭がないのはフランス軍が占領した時に略奪されたからです。理由はアユタヤ遺跡の時と同じ。

胸にうっすらと見えるのが、シヴァの操る蛇、ナーガです。ちなみにシヴァが操るもう一頭の動物は象、ガネーシャです。蛇と象がヒンドゥー教で神聖とされる動物らしい。

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これは遺跡で倒れていた柱。ちょっと遺跡の雰囲気と違うなーって思いよったら、これはパルテノン神殿とかの、西洋の建築技術を取り入れたものらしい。これはホイアンが海のシルクロードの中継地やったからこその産物。

ちなみに遺跡にある巨大な石は象か水牛に運ばせたそうです。

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これは「リンガ」って呼ばれる男性器の象徴。何かよく分からんけど、リンガは3つに分かれてて、上からシヴァ神ヴィシュヌ神ブラフマー神のものらしい。

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これはさっき言った"Temple"の方ではなく"Tower"の方。ちゃんと窓が作られてます。窓の三本の柱はヒンドゥー教三大神を表してます。ヒンドゥー教関連で「3」に関連するものを見つけたらだいたいそういうこと。

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この建物はベトナム戦争時にアメリカの空爆で破壊されたものです。ミーソン遺跡はベトナム戦争時に、解放軍が基地として利用したため、アメリカの空爆の標的になったそうです。だからほとんどの建物はぶっ壊れてます。所々に銃弾の跡もあって戦争の傷跡が残っているのが分かります。

、、、とまあこんな感じで1つ1つ解説していけばキリがないのでこの辺にしときます。ミーソン遺跡は今まで訪れた遺跡の中では一番地味やったけど、英語ガイドのおかげで一番深く知ることができた遺跡やった。正直、期待はしてなかったけど行ってみるもんやね。

というわけで今日からホーチミンに向けて出発します。たぶん明日の夜には到着しちゅうやろーなー、、、たぶん。ではまた明日!