"It's NOT a small world!!" 18からのバックパッカー

18からのバックパッカー 海外旅行紀

天空の楽園 アンコール・ワット

こんにちは!昨日も寝落ちしちゃったんで今のうちに更新したいと思います!

昨日訪れたのはカンボジアで最も有名な観光地、アンコール・ワットアンコール・ワットで朝日が昇るのを見るために昨日は4時45分出発でした。案の定寝坊して起きたのが4時47分。さすがに焦った。アンコール・ワットの1日券の価格は37$!めちゃくちゃ高いです。これを買えばアンコール・ワットとアンコール・トムの寺院は全て中に入ることができます。

この日のスケジュールはアンコール・ワットで朝日を見て、昼間はアンコール・トムの寺院などを訪れて、最後にプノン・バケンというサンセットで有名な寺院を訪れるという計画。夜の7時くらいまでかかる予定やった。ただこの計画はあまりにもハードスケジュールやった。こっちに来て一番歩いた日やった気がする。しかも天気が良かったのは良いがやけどめちゃくちゃ暑かった。

トゥクトゥクに乗って4、50分くらいでアンコール・ワットに到着。寝坊して出発が遅れたせいか、着いた頃には朝日も昇りかけちょった。

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アンコール・ワットどんなもかと期待しちょったけど、やっぱり水面に写るアンコール・ワットは幻想的で美しかった。東南アジア旅行に行くって決めた時、絶対アンコール・ワットにだけは行こうって決めちょったき、ちょっと感慨深い。ただ観光客の数はほんとに半端なかった。

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みんな朝日とアンコール・ワットの写真を撮るために必死で場所取り。この時はもう既に朝日は昇っちょったけど、その前まではもっとやばかった。

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せっかくなんでアンコール・ワットに潜入する前にジョーダンしながら写真撮ってもらいました。ほぼ1ヶ月くらい練習してないけど以外とできる。

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というわけでアンコール・ワット内部に潜入。これは『ラーマーヤナ』という古代インドの叙事詩の壁画。ラーマーヤナヒンドゥー教聖典の1つらしいです。

アンコール・ワットの建造者はスールヤヴァルマン2世。ヒンドゥー教の寺院として建てられました。ヒンドゥー教三大神のうちのヴィシュヌ神に捧げられた寺院であると同時に、スールヤヴァルマン2世のお墓でもあるそうです。スールヤヴァルマン2世はヴィシュヌ神と一体化するために、天界(宇宙、ヒンドゥー教観では宇宙に神々がいると考えられた)を模したアンコール・ワットを作りました。ただ、アンコール・ワットはただヴィシュヌ神を祀るためだけに作られたのではなく、スールヤヴァルマン2世が正当な王の後継者であることを証明し、強大な権力を誇示するために作られたものでもありました。アンコール朝が滅亡した後は、なんとこのバカでかい寺院が一時期忘れ去られていたそうです。確かにジャングルの奥地にあったとはいえ、、、信じられん。再発見されたのは約150年前、フランス人によって発見されたそうです。カンボジア内戦時にはクメール・ルージュによって像の首が落とされるなど、破壊も行われたそうです。

この辺で話を戻します。

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アンコール・ワットにはお猿さんも何匹かいました。さすが密林の中にあるっていうだけのことはある。鳥の鳴き声なんかもいっぱい聞こえて、自然の中に急に現れる不思議な遺跡って感じでロマンに溢れてます。トゥームレイダーの撮影地に選ばれたのも納得。

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これは第一回廊の写真。アンコール・ワットに入って最初の回廊では、レリーフを鑑賞できます。一辺600メートルほどの回廊の壁、全てに様々な伝説を描いたレリーフが存在します。神々の戦いだとか、天国と地獄だとか、スールヤヴァルマン2世の武勇伝だとか。背景を知ってるとすごく楽しいと思います。自分はあんま分からんかったけど。

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第一回廊を抜けて一歩内部へ進むと、こんな感じの穴が4つありました。これは沐浴を行うための池だそうです。古代、水を支配することはとても重要だったらしく、地上よりも高い位置に貯水できるという技術をアピールしたかったんですね。

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アンコール・ワットの中央塔にも登ることができます。っていうかアンコール・ワットの尖塔って3本のイメージがあるけど本当は5本あるそうです。四方に4塔あって真ん中に1塔。どの角度から見ても3塔に見えるやうに設計されてるらしい。

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階段はこんな感じで80度くらいあるんちゃうかと思いました。

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上からはアンコール・ワットの外を一望できます。上の方にみえる白い丸は気球です。

というわけで、アンコール・ワットの紹介を1つ1つしてたらキリがないのでこの辺にしときます。でも本当に面白かったのはこれから!アンコール・ワットの他にもシェムリアップには様々な寺院があります。

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次に訪れたのはタ・プローム。ここはラピュタのモデルになった場所と言われてます。ジブリ作品の舞台になったとか言われてる場所って結構あるし、あんまり期待はしてなかったけど、行ってみるとその「ラピュタ感」に驚かされました。この寺院はいろんな場所が崩れていたり、巨大な木に寺院が押しつぶされていたり、退廃的な雰囲気があってノスタルジックです。それでいて鳥の鳴き声がうるさいくらい聞こえて、ほんとに自然の生命力を感じられる場所。

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いやほんとにラピュタっぽかった。大満足。

この時まだ11時くらいやったがやけど、もはや疲労がすごかった。この後もいくつかの寺院を訪れたんやけど、ふらふらのままひたすら歩き続けました笑

寺院を全部紹介できないんで印象深かった場所だけ写真を載せます。

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一番すごかったのはここ。貯水池の奥に寺院があったがやけど、寺院よりもその周りの景色がすごかった。

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水面に木や雲の影が映って、ウユニ塩湖みたいな感じ。

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あと面白かったのがお土産を売ってくる子供たち。この時はマルバツゲームで負けたらお土産を買わせようとしました。勝負に挑んだのは一緒に行動していたサン・ウさん。昨日言ってた大阪市立大学の方です。なんかこのゲーム先行は絶対に負けんらしい。それをもちろん知ってる子供たちは絶対に先行から始めます。しかも1回目はわざと引き分けにして2回目で勝ちにくるというしたたかさ。もはやギャンブルのプロ。

観光客向けのお土産を売ってる子供たちはたくさんおって、何歳か聞いてみたら10歳とかって言いよった。学校には言ってないって言ってました。やっぱり貧しい人も多いがやろーな。

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あとはアンコール・トムのバイヨン寺院にも行ってました。アンコール・トムはジャヤヴァルマン7世が建造。この寺院は仏教寺院です。どっから見てもブッダが微笑みかけゆうように見えるらしいです。

そして最後はサンセットを見にプノン・バケンへ。もう疲労でクタクタなところでかなりの山道を歩かされました。しかもなんとプノン・バケンには行列ができちょった。入場制限があるらしく、一回に300人しか入れないらしかった。結果的に1時間くらいまたされて、中に入ったころには太陽も沈みかけてました。ほんとギリギリセーフやった。

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がんばった甲斐あってこっからの景色はほんとに絶景やった。間違いなく今日一の景色。地平線に落ちていく夕日をみたのは人生初。天気も良くて、最高のサンセットが見れました。もはや未練はなし。

そのあとは一緒にアンコール・ワットを巡った3人で食事へ。

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記念写真。写真越しに見ても顔が赤くなってます笑

というわけで、アンコール・ワット観光終了です!どっちかというとアンコール・ワットの歴史性とかよりもその絶景がほんとに楽しめた!かなりハードやったけど大満足の1日でした。

今日はこの後ベンメリアへ向かいます。旅で出会った日本人の方は口をそろえて「アンコールワットよりベンメリアがよかった」って言ってたので期待大です!それではまた!